子どもとの接し方で
「これで成長につながっているのかな…」
「この子はどんな子になるんだろう…」
「この子はやりたいことを素直に言えているかな…」
と不安を抱えながら接している方も多いのではないでしょうか。
今回は”コーチング”を活用して、子どもの主体性を伸ばす方法をまとめました✨
是非、日々お疲れの中でも、ちょっとでも構わないのでお子さんとのコミュニケーションに取り入れてみて下さい!
主体性がある/ないとは?
方法の前に、そもそも「子どもの主体性」とは何でしょう。
ここでは
【子どもの主体性がある】
・子ども自身がやりたいことを、素直にやりたいと言える。
・そして、自分自身に自信を持って行動に移せる。
逆に…
【子どもの主体性がない】
・ママパパの顔色を伺ってから意見を言う。
・自分で考えずに、言われたことだけ行動しようと思ってしまう。
・やりたいくないけど、ママパパから言われたからやる。
・「どうせ出来ないから」と最初から諦めてしまう。
このような特徴と定義したいと思います。
主体性がない生活が続いてしまうと、
中高生、大学、社会人…と、いつまでも自分の個性や強みが分からず、
自分の意思なく社会のレールを進むだけの人生になりやすくもなります。
そのためにも
子どものうちから、ママパパが積極的に主体性を伸ばす接し方を心がけましょう!
主体性を伸ばすコーチング的接し方 5選
①:まず、子どもの全てを”そのまま”受けとめる
「子どもが言うことを聞かない…」を悩む方も多いと思います。
ただ、少し考えてみてください。
言うこと=あなたがコウして欲しいという”願望” が入っているのではないでしょうか?
これを続けていると“あなたの意見に沿った”行動を優先しやすくなります。
願望を伝える前に、まず目の前の子どもをそのまま受けとめましょう。
例えば…
保育園に行く時間なのに着替えもトレイにも行ってない。「嫌だ!行きたくない!」と泣き叫んでいる時。
そんな時は、
「行きたくないんだね。泣きたくなるぐらい嫌なんだね。」
「泣きたいんだね、泣いてもいいんだよ。」
とそのままの受け入れましょう。
「もう時間だよ!」「泣いても行く時間だよ!」と否定はしてはいけません。
そのままを受け入れることで、子どもは
ママパパは分かってくれる存在、何でも言える存在へ変わってきます。
コーチングで最も重要なスキルは「認める」です。
自分を見てくれている、認めてくれているコーチには何でも話せますが、
自分を見てくれない、認めてくれないコーチには話すのを躊躇います。
子どもとの接し方もコーチングも「認める」がコミュニケーションの土台になってきます。
②: オープンクエスチョンで質問をする。
「ああしなさい、こうしなさい」とため息が出るほど言わないといけない日もありますよね…。
こんな時は、ママ・パパからの指示ではなく
自分から考えて動ける魔法の質問「オープンクエスチョン」を使ってみましょう。
いわゆる5W2Hの質問です。
例えば…
寝る前に遊んだおもちゃが全部出しっぱなし。
そんな時は、
「”どれ”からお片しできるかな?」
「”どうしたら”できるかな?」
注意点は「なんで」「どうして」は萎縮してしまうためNGワードです。
指示出しをするのではなく、子どもが考える”きっかけ”をママパパができるように心がけましょう。
③:「聞く」ではなく「聴く」
「子どもが話を聞かない」と言うママパパへ、
そんなあなたは「子どもの話を聞けていますか?」「子どもの”心の声”を聴けていますか?」
子どもはあなたの行動を見て覚える、まさに鏡です。
子どもに言う前にまず自分ができているか、一度考えてみましょう。
そして、ただ「聞く」ではなく「聴く」を心がけましょう。
漢字を見ると違いが分かります。
聞く=耳のみ=「言葉を聞く」
聴く=耳と目と心=「目を見て、聞き、心を聴く」
スマホやテレビを見ながら子どもの話を聞いてませんか?
子ども目を見て、この子が言いたいことは何だろう?そう考えながら心の声を”聴いて”みましょう。
④:どんなに小さなことでも、デキたことを観て、伝える
「〇〇がデキたね」とデキた時だけ褒めるママ・パパも多いでしょう。
逆に、目に見える形でデキたものがない時は何も言わないことも多いのではないでしょうか。
「嫌な食材を食べなかった」「お絵かきセットを元の位置に片付けをしなかった」
それでも、子どもの中にはデキたものが必ずあります。
「昨日より、こぼさずに食べられたね」
「クレヨンを箱に戻せたね」
それを見逃さずに、“観て伝える”と
子どもはママ・パパはいつも見守ってくれている!と自信がついてきます。
どんなに小さなことでも構いません。
むしろ、小さなデキた!の積み重ねでしか自信は築けません。
その小さなデキたを見逃さないようにしましょう。
⑤:答えを言わない。考えさせる。
「なんで〇〇なの?」「これってどう書くの?」日々いろんな質問を子どもから受けてとっさに、
「それは●●だよ。」「そういうものだよ。」と返す方も多いのではないでしょうか。
子どもは答えをただ知りたいのではなく、「考えたい」のです。
「図鑑で確認してみようか」
「この絵にその文字があるかもよ!」
子どもが答えに気づけるようなヒントとなる質問を心がけましょう。
また、ついなかなか答えが出てこない状況で
ママパパが我慢できずに答えを言ってしまうことも多いです。
ポイントは、答えが出るまで「信じて、黙って待つ」です。
子どもは自分で答えに辿り着く能力があります。子どもを絶対的に信じてください。
逆に、答えを先走ってしまうことは、「子どもを信じていないこと」でもあります。
まとめ
①:まず、子どもの全てを”そのまま”受けとめる
②: オープンクエスチョンで質問をする。
③:「聞く」ではなく「聴く」
④:どんなに小さなことでも、デキたことを観て、伝える
⑤:答えを言わない。考えさせる。
いかがだったでしょうか?
“コーチング”を活用して、子どもの主体性を伸ばす方法を5つ紹介させていただきました。
是非、日々お疲れの中でも、ちょっとでも構わないのでお子さんとのコミュニケーションに取り入れてみて下さい!
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